ラブリー百科事典

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両親の都合で突然ド田舎に転校してきた、桜井乃亜。でも、そこはオバケ保護地区で、怪奇現象がいっぱいな所。身長が伸び縮みするライトエルフの王子様、太郎丸を好きになっちゃった乃亜の周りは、いつもおおさわぎ。岡野史佳の新境地ともいえる、スラップスティックなマジカル・ファニー・ファンタジー。全10回。白泉社花とゆめコミックスから全2巻で刊行されている。全362頁(カラー3頁)。その後、月刊ステンシルにて「ラブリー百科事典〜極東フェアリーテイルズ〜」と題名を改めて再開。

読み/正式名称/種別/掲載作品

らぶりー-ひゃっかじてん【ラブリー百科事典】〔作品〕《LaLa 1996年6月号〜1996年8月号》《LaLaDX 1996年11月10日号〜1998年1月10日号》

登場キャラクター

関連用語

関連作品

関連URL

  • 二次創作:「静夏」アラスカの荒らし屋
  • 二次創作:「きつね」NUTS

コメント

  • かなりの異色作です。あえてジャンルに分類するなら、スラップスティック日本田園地方ファンタジーという感じ。登場キャラクターは、岡野ワールド初と言って良いだろうお元気100%脳天気系の主人公、乃亜をはじめとして、岡野ワールド最強の脇役・・・いや影の主役と言っても良いだろう桃田かすみ、1/2FAIRY!以来の登場になる(エリンにふられて性格がまるっきり変わっているという説が有力な)リック先生(リカルド・ベイリー)、そして白妖精の王子様と、一筋縄ではいかないキャラばかり。これで、通り一遍の話になるわけがないです。その上、脇役がとっても乙女ちっくな「おキツネ様」からはじまって、ナンパなカッパ、美形のタヌキ、バカっぽいオオカミ男と、変な妖怪のオンパレード。もう、今までの岡野作品の常識をぶちやぶる設定です。一言で形容するなら、「37℃―ぼくのいちばんすきなもの―」以降のChatterBoxのおまけマンガにあったノリそのままで、全編書き通したという感じでしょうか。岡野先生の作品で、ギャグマンガが読めるとは思わなかったです。そして、これだけ話のベースがとんでもないというのに、全体的にはちゃんとラブコメになっているというのが、これまた驚くべきコトだといいますか、なんといいますか。壊滅的なノリの激しい楽しさと言って良いのかどうか分かりませんが、とにかく妙なノリが楽しいです。今までの岡野作品では味わえなかった新しい世界が切り開かれているような気がします。まさに、新境地ですね。それにしても、月刊ペースで読んでいた時は違和感が結構あったけど、コミックスにまとまると、すっと読めてしまうのが不思議です。まだまだ、いつまでもどこまでも、突き進んでいって欲しい作品です。(たてにょん