ラヴェンダーの軌跡

アンリ・フレアマンの死後、山間の小さなアンティークショップに身を寄せていたジャン・ジャリー・レニエは、ある日、見たことのある少年に出会う。彼は、フレアマンが作った自動人形「コンラッド」に似ていて………。少年宇宙シリーズの１つ。

読み/正式名称/種別/掲載作品

らべんだー-の-きせき【ラヴェンダーの軌跡】〔作品〕《増刊LaLa Autumn Club １９８８年》

登場キャラクター

• ジャン・ジャリー・レニエ
• マリユーズ
• コンラッド
• カノープス
• ルグリ
• アンリ・フレアマン
• シュミット

関連用語

• 光の滝
• 水晶のアリア
• 歴史美術博物館

関連作品

• 少年宇宙

コメント

• この作品は、少年宇宙シリーズの第二作（ショートストーリーは数えず）で、同シリーズ中一番の異色作であると思う。現実においてマリユーズという婚約者を持つジャン・ジャリー・レニエが、様々な懐疑や葛藤の中、夢の世界を「生きる世界」として選ぶに至るまでの話である。なぜ彼はトイズヒルに行かなければならなかったのか。なぜトイズヒルを選ぶことができたのか。そこに疑問を持つことは、「少年宇宙」の不思議を解き明かすスタート地点でもある。（たてにょん）