「フルーツ果汁100%」の版間の差分

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有名イラストレーターの母にコンプレックスを持つ[[瀬川るり]]は、高校入学式の日、オレンジ髪の風変わりな[[小津奈槻]]と、無口な[[池住颯太]]と出会う。2人に誘われて美術部に入ったのだが、部長の[[三島天志]]を好きになってしまい……。岡野史佳先生がこれまでに描いたものの中では、最長の作品。学園もの少女まんがの金字塔。単に学園もののラブストーリーという枠におさまらない、スケールの大きな作品。福岡を舞台にしている。全26話。花とゆめコミックスから全7巻、白泉社文庫では全3巻で刊行されている。全975頁(カラー34頁)。
 
有名イラストレーターの母にコンプレックスを持つ[[瀬川るり]]は、高校入学式の日、オレンジ髪の風変わりな[[小津奈槻]]と、無口な[[池住颯太]]と出会う。2人に誘われて美術部に入ったのだが、部長の[[三島天志]]を好きになってしまい……。岡野史佳先生がこれまでに描いたものの中では、最長の作品。学園もの少女まんがの金字塔。単に学園もののラブストーリーという枠におさまらない、スケールの大きな作品。福岡を舞台にしている。全26話。花とゆめコミックスから全7巻、白泉社文庫では全3巻で刊行されている。全975頁(カラー34頁)。
  

2015年8月21日 (金) 23:01時点における最新版

有名イラストレーターの母にコンプレックスを持つ瀬川るりは、高校入学式の日、オレンジ髪の風変わりな小津奈槻と、無口な池住颯太と出会う。2人に誘われて美術部に入ったのだが、部長の三島天志を好きになってしまい……。岡野史佳先生がこれまでに描いたものの中では、最長の作品。学園もの少女まんがの金字塔。単に学園もののラブストーリーという枠におさまらない、スケールの大きな作品。福岡を舞台にしている。全26話。花とゆめコミックスから全7巻、白泉社文庫では全3巻で刊行されている。全975頁(カラー34頁)。

読み/正式名称/種別/掲載作品

ふるーつ-かじゅう-ひゃくぱーせんと【フルーツ果汁100%】〔作品〕《LaLa 1987年12月号〜1990年4月号》

登場キャラクター

関連用語

サブタイトル

コメント

  • この作品は、単純であると同時に、複雑である。まず、作品に登場するキャラクターが多様である。奈槻だけが際立って別の層にいることも含めて、各々のキャラクターの個性(字面で書けるような性格の違いではなく、どこから来たのかということと、目指している方向)が違うために、お互いのやりとりを鮮やかに対比することが出来る。と同時に、「今はまだだめだ」というセリフが至るところで反復されるように、「出会いが人を変える」事と、「時を待つこと」という2つのテーマが執拗に反復されている。ストーリーが、キャラクターやシチュエーションではなく、そういった自覚的なテーマで貫かれている点は、いくら強調してもし足りないであろう。もっとも、こんなふうに、作品内容がとてつもなく良いことは当然の前提として、実はサブタイトルのセンスとか、さりげない町並みの演出とか、そういう細かい所も好きなんだよね。つまり、大好きな作品ってこと。(たてにょん)