「月光晶II」の版間の差分
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(相違点なし)
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2015年8月9日 (日) 10:46時点における版
月の学校に留学した紅羽は、ひょんなことから、月光晶におおわれたロボットのシンと出会う。紅羽とシンは心を通わせるようになるのだが――。ファンタスティック・フューチャーロマン。65頁。
読み/正式名称/種別/掲載作品
げっこうしょう・つー・きかいじかけのせいれい【月光晶II〜機械仕掛けの精霊〜】〔作品〕《月刊少女帝国2001年11月号》
登場キャラクター
関連用語
- 月光晶(鉱石)
関連作品
- 月光晶
- ただし、ストーリーの直接的な関連性は無い。
コメント
- 最近の短編の中ではイチバンのお気に入り作品。石と心を通わせるということがどういうことなのかを丹念に描こうとしている所が好きです。(たてにょん)
- その結末に、若干の苦言を呈しておきたい。「私達はいいの 精霊だもの」と告げるミルカの言葉が重いのだ。精霊だから「いい」こととは何だったのであろうか。この空間において、人間と人間でないものとの差異を識別することが意味を持たないことを私は知っている。ましてや、それがロボットであればヒトと等価値であるといっても誤りではないだろう。かかる存在に対して死の影をまとわせる際に、精霊/ロボットであることは如何なる理由を構成するというのだろうか。これが、月光晶に活動源を依拠するシンの言葉であれば、まだ「いい」。彼の体内にある月光晶が力を失うのかもしれないのだから。しかしミルカにとっては、鉱脈と共にあることが過去から託された役割であったとしても、月光晶の消滅が将来に向かって自己の活動終了を導くものではない。そして、ミルカやシンが月面にあり続ける未来は、多分に用意されていたのだ。そこに充ち満ちる悲哀を、嘆かずにはおれない。──というか、いつの間に紅羽は木島の銃口をかわしているの? どうして逃げ出すところに向けて発砲しないの?(^^; これが、とっつかまったのがミルカで、シンが月光晶を粉末にして木島もろとも埋め立てて、酸素が切れた頃にロボット2人組を掘り出す作戦というなら「私達はいいの 精霊だもの」で万事うまく収まるのだけれど……(おおいしげん)